
脂質異常症
山口県岩国市の片山クリニックは、川西駅(車で5分)、南岩国駅(車で7分)、岩国駅(車で15分)からアクセスしやすい内科・消化器内科・外科・透析内科・腎臓内科のクリニックです。
健康診断で「コレステロールが高い」「中性脂肪が高い」と指摘されたことはありませんか?
脂質異常症は自覚症状がほとんどないため、「特に体調は悪くないから大丈夫」と放置してしまう方が少なくありません。しかし、気づかないうちに動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気につながることがあります。
数値に異常がみられた段階で早めに受診することが大切です。当院では月曜日から土曜日まで外来診療を行っており、予約なしでお越しいただけます(15歳以上が対象です)。
脂質異常症とは
脂質異常症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪の量が正常範囲から外れた状態のことです。以前は「高脂血症」と呼ばれていましたが、善玉コレステロール(HDL)が低すぎる場合も含むため、現在は「脂質異常症」という名称が使われています。
日本では治療を受けている方が約 401万人にのぼり、決して珍しい病気ではありません。
脂質異常症の総患者数(継続的な治療を受けていると推測される患者数)は401.3万人で、前回調査(令和2年)の294.1万人から大幅に増加しています。
血液中の脂質にはおもに3つの種類があります。
| 種類 | 役割 | 異常値になると |
|---|---|---|
| LDLコレステロール (悪玉) | コレステロールを全身に運ぶ | 血管の壁に蓄積し、動脈硬化の原因に |
| HDLコレステロール (善玉) | 余分なコレステロールを回収する | 低すぎると動脈硬化が進みやすくなる |
| 中性脂肪 | 体のエネルギー源 | 過剰になると肥満や動脈硬化のリスクが上昇 |
こんな方はご相談ください
- 健診で「コレステロールが高い」「中性脂肪が高い」と指摘された
- 以前から数値を指摘されているが、まだ受診していない
- コレステロールの薬を飲んでいるが、このまま続けてよいか不安がある
- 家族に心筋梗塞や脳梗塞を起こした方がいる
- 高血圧や糖尿病もあわせて管理したい
放置するとどうなる?
脂質異常症を放置して動脈硬化が進行すると、以下のような重大な病気を引き起こすリスクが高まります。
心臓の病気(狭心症・心筋梗塞)
心臓に血液を送る血管が狭くなり、胸の痛みや圧迫感が生じます。血管が詰まると心筋梗塞に至り、命に関わることがあります。
脳の病気(脳梗塞)
脳の血管が詰まると脳梗塞を発症し、手足のまひや言語障害などの後遺症が残ることがあります。
これらの病気は「ある日突然」起こるのが特徴です。自覚症状がないうちに対策を始めることが、将来の健康を守るいちばんの近道です。
健診結果をお持ちの方へ
検査結果をお持ちいただければ、よりスムーズにご案内できます。予約は不要です。
脂質異常症の原因
脂質異常症はひとつの原因で起こるわけではなく、体質(遺伝)と生活習慣の両方が関わっています。
生活習慣に関連する要因
- 食事の偏り:肉の脂身・バター・揚げ物・甘いものの摂りすぎ
- 運動不足:中性脂肪の増加やHDLコレステロールの低下につながります
- 肥満:とくにおなか周りに脂肪がつく「内臓脂肪型肥満」はリスクを高めます
- 喫煙:善玉コレステロールを低下させ、動脈硬化を促進します
- 過度な飲酒:中性脂肪を増加させる大きな要因です
遺伝的な要因
ご家族に若くして心筋梗塞や狭心症を発症した方がいる場合は、遺伝的な体質が関係している可能性があります。家族性高コレステロール血症は約300人に1人の頻度でみられるとされており、生活習慣を改善してもLDLコレステロールが下がりにくい場合は、早めに医師にご相談ください。
家族性高コレステロール血症(ヘテロ接合体)の頻度は約300人に1人と、従来の推定(約500人に1人)より高いことが明らかになっています。早期発見と適切な治療介入が重要とされています。
ほかの病気が原因になることも
甲状腺の病気や糖尿病、腎臓病などが原因で脂質の値が上がることもあります。この場合、もとの病気を治療することが脂質の改善にもつながります。
当院での治療について
脂質異常症の治療は、生活習慣の見直しと、必要に応じた薬物療法の2つが柱になります。
まずは生活習慣の見直しから
食事
脂質のタイプに応じた食事の工夫が大切です。LDLコレステロールが高い方は脂っこい食事を控え、野菜・海藻・大豆製品・青魚を意識して摂ることが勧められています。中性脂肪が高い方は糖質やアルコールの摂りすぎに注意が必要です。
運動
ウォーキングなどの有酸素運動を習慣的に行うことで、中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やす効果が期待できます。毎日30分程度が目安ですが、体力や体調に合わせて無理のない範囲で取り組むことが大切です。
成人(18〜64歳)は歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を1日60分以上(=1日約8,000歩以上)行うことが推奨されています。座りっぱなしの時間が長くなりすぎないよう注意することも重要とされています。
禁煙
喫煙は善玉コレステロールを低下させるだけでなく、血管を傷つけて動脈硬化を直接促進します。脂質異常症と診断された方には禁煙が強く推奨されています。
喫煙は冠動脈疾患の独立した危険因子であり、禁煙によりそのリスクは経時的に低下するとされています。受動喫煙も動脈硬化性疾患のリスクを高めるため、禁煙が強く推奨されています。
薬物療法
生活習慣の改善だけでは目標の数値に届かない場合や、すでに心筋梗塞・脳梗塞の既往がある方、糖尿病などを合併している方には、医師の判断のもと薬物療法を行います。
お薬は長期間にわたって続けることが大切です。「数値が下がったから」と自己判断でやめてしまうと、再び数値が上昇して動脈硬化が進行してしまいます。薬の飲み方や副作用について不安がある場合は、医師にご相談ください。
高血圧・糖尿病とあわせて管理できます
脂質異常症は高血圧や糖尿病と合併しやすく、複数のリスクが重なると動脈硬化がいっそう進みやすくなります。当院では健康診断・人間ドックの結果をもとに、これらの生活習慣病をまとめて管理・治療することが可能です。「あちこちの病院に通うのは大変」という方も、まずは当院にご相談ください。
よくあるご質問
脂質の数値が気になったら
まずはご相談ください
当院は予約不要です。健診結果をお持ちいただければ、よりスムーズにご案内できます。
0827-32-2121受付時間:月〜土 9:00〜12:00 / 月火金 14:00〜17:30

