
胃・十二指腸潰瘍(消化性潰瘍)
当クリニックへのアクセス
- 所在地
- 〒741-0072 山口県岩国市平田4丁目16-35
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- 川西駅(車で5分)・南岩国駅(車で7分)・岩国駅(車で15分)
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- 専用駐車場 34台(4+30台)
- お電話
- 0827-32-2121
胃・十二指腸潰瘍(かいよう)は、胃液に含まれる酸や消化酵素によって、胃や十二指腸をおおう粘膜が深く傷つく病気で、消化性潰瘍とも呼ばれます。主な原因は、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染と、痛み止め(非ステロイド性抗炎症薬)などの薬です。みぞおちや胃のあたりの痛み、胸やけ、吐き気などの症状があらわれ、進行すると出血や穿孔(せんこう。胃や十二指腸のかべに穴があくこと)を起こすことがあります。
こんな症状はございませんか?
胃・十二指腸潰瘍では、みぞおちや上腹部ににぶい痛みが起こることが多く、胃のもたれ、吐き気、胸やけ、食欲の低下をともなうこともあります。痛む時間帯は潰瘍のできた部位によって異なり、胃では食後に、十二指腸では夜間に痛むことがあります。はっきりした自覚症状がないまま、健診などの内視鏡検査で見つかることもあります。
- みぞおちや上腹部がにぶく痛む
- 胃のもたれ、吐き気、胸やけがある
- 空腹のときにみぞおちが痛む
- 胃では食後、十二指腸では夜間に痛みやすい
- 便が黒くなる、血を吐く(吐血〈とけつ〉)ことがある
潰瘍から血が出ると、黒い便が出たり、血を吐いたり(吐血)することがあり、出血が続くと貧血がみられる場合があります。痛み止めを使っている場合は、はっきりした痛みがないまま、急に吐血や下血(げけつ)を起こすことがあります。黒い便や吐血に気づいたときは、早めのご相談をおすすめいたします。
消化性潰瘍になると胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐き気、胃が痛い、空腹時にみぞおちが痛い、便が黒くなるなどの症状が現れます。便が黒くなるのは潰瘍から出血するためで、出血の量が多いと吐血することもあります。
非ステロイド性抗炎症薬服用中の消化性潰瘍は必ずしも痛みを伴うわけではなく、突然吐血や下血する事もあるために注意が必要です。
消化性潰瘍ができると、お腹の上やみぞおちのあたりに鈍い痛みや嘔吐、吐き気を感じることが多くみられます。潰瘍ができる部位によっても症状は異なり、胃潰瘍では食後に痛みを感じることがあります。一方、十二指腸潰瘍では夜間に痛みを感じることもあります。
潰瘍から出血すると、血液が混じった黒い便が出たり、出血が大量の場合には血液をそのまま嘔吐する吐血をしたりします。その結果、出血が長引くと貧血がみられることもあります。
胃・十二指腸潰瘍(消化性潰瘍)とは
胃・十二指腸潰瘍は、胃液の酸や消化酵素によって胃や十二指腸の内側の粘膜が深く傷つき、削れてくぼんだ状態です。胃にできたものを胃潰瘍、十二指腸にできたものを十二指腸潰瘍と呼び、まとめて消化性潰瘍といいます。
患者数は年々減少する傾向にあります。ピロリ菌の感染者が減り、除菌治療が広まって発症や再発をおさえられてきたことが背景にあるとみられています。大きな出血などを合併して命に関わる場合もあり、2017年には全国で2,500人ほどが消化性潰瘍で亡くなりました。
消化性潰瘍は、食物を分解するはたらきをもつ胃酸や消化酵素が胃や十二指腸の壁を深く傷つけてしまうことによって起こる病気です。粘膜が削れてしまい、穴が開きそうな状態になったのが潰瘍です。
国内の患者数は年々減少していますが、出血などの合併症で命に関わることもあり、2017年には約2,500人の方々が亡くなられています。
この理由には、消化性潰瘍の主な原因であるピロリ菌の感染者が減ってきたこと、ピロリ菌の除菌治療が普及したことにより消化性潰瘍の発症や再発が抑えられるようになったことがあげられます。
消化性潰瘍とは胃や十二指腸の粘膜があれることをいいます。
主な原因・誘因
最も多い原因はヘリコバクター・ピロリ菌の感染で、次に多いのが解熱鎮痛薬(痛み止め)やアスピリンなどの薬です。喫煙やストレスだけで潰瘍ができるという根拠はありませんが、ピロリ菌の感染がある人では、喫煙やストレスが加わると潰瘍ができやすくなると分かっています。
- ヘリコバクター・ピロリ菌の感染
- 解熱鎮痛薬(痛み止め・非ステロイド性抗炎症薬)やアスピリンなどの薬
- ピロリ菌をもつ人での喫煙や強いストレス
など
胃の中では、粘膜を刺激する酸と、粘膜を守る粘液のはたらきがつり合っています。このつり合いがくずれると、潰瘍ができやすくなります。胃潰瘍は、ピロリ菌の感染や痛み止め、喫煙、ストレスなどによって胃の防御力が弱まり、粘膜に傷がついて進みます。十二指腸潰瘍は、酸の分泌が多くなり、酸に弱い十二指腸の内側が傷ついて起こります。痛み止めは、胃の粘膜を守る物質(プロスタグランジン)のはたらきを抑えるため、粘膜が傷つきやすくなります。心臓や脳の病気を防ぐために少量のアスピリンを服用している方も同様で、以前に潰瘍になったことがある場合は注意が必要です。
また、ピロリ菌は潰瘍の原因になるだけでなく、胃がんや悪性リンパ腫を生じることにも関わっているとされています。そのため、検査でピロリ菌が確認されたときは、除菌もあわせて考えることがすすめられます。ピロリ菌の感染は、健診や胃の検査などで調べることができます。
消化性潰瘍の原因は、その多くがピロリ菌の感染によるもので、次に多いのが痛み止めの薬(非ステロイド性抗炎症薬)によるものです。喫煙やストレスを感じることで胃潰瘍や十二指腸潰瘍になると思われている方がいるかもしれませんが、大規模災害時などの強いストレスでは潰瘍の報告もありますが、一般的な生活でのストレスや喫煙で潰瘍の原因となるという根拠はありません。ただし、ピロリ菌に感染している人では喫煙やストレスにより潰瘍になりやすくなることがわかっています。
胃潰瘍は、ピロリ菌感染、非ステロイド性抗炎症薬、喫煙、ストレスなどにより胃粘膜の防御機構(胃を守る力)が弱くなり胃粘膜に傷ができると、そこから潰瘍に進んでいきます。
一方、十二指腸潰瘍は、胃酸の分泌が高くなり、十二指腸の粘膜が傷つけられてしまうことで生じます。もともと十二指腸は胃酸に対する抵抗力が弱いためです。
非ステロイド性抗炎症薬は、解熱、鎮痛、炎症を抑えることなどを目的に使われる薬剤ですが、胃粘膜を保護する物質(プロスタグランジン)を抑えるはたらきがあるため、胃粘膜を守る力を弱めます。
正常な状態では胃酸から自分の胃粘膜を保護するため粘液も同時に分泌されますが、この両者のバランスが崩れると潰瘍ができやすい状態となります。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の主な原因はピロリ菌感染と薬剤(解熱剤・鎮痛剤、アスピリンなど)が原因です。ピロリ菌がいると、潰瘍が治っても1年後には多くの患者さんが再発しています。ピロリ菌を除菌すると、ピロリ菌が原因の潰瘍の再発はほとんどなくなりますので、除菌治療を行うべきです。但し、薬剤による潰瘍は除菌しても発生することがあり、治療が必要です。
「ピロリ菌」とも呼ばれ、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因になることがあります。また、胃がんや一部の悪性リンパ腫の発生に関連していると考えられています。
放置による合併症・受診の目安
胃・十二指腸潰瘍は悪化すると、出血をきたす場合があり、さらに潰瘍が深くなると穿孔して腹膜炎を発症することもあります。腹膜炎になると強い腹痛が起こり、緊急の処置や手術が必要になることがあります。こうした合併症は、高齢の方や、痛み止めを長く使っている方で起こりやすいとされています。次のような症状がみられる場合は、早めのご受診をおすすめいたします。
- 吐血や下血(黒色便)がみられた
- めまいや動悸など、貧血が疑われる症状がある
- 激しい腹痛がある(穿孔のおそれ)
出血が多いと、吐血や黒い便のほか、めまいや動悸などの貧血の症状があらわれます。少しずつの出血が続くと、気づかないうちに貧血が進むこともあります。こうした症状がみられる場合は、早めのご相談をおすすめいたします。
消化性潰瘍が進行すると潰瘍から出血をきたすことがあります。出血をきたすと黒色便が出たり吐血するような症状が出現します。高度の出血をきたした場合には内視鏡で止血治療を行います。
潰瘍から多量に出血すると、吐血や下血(黒色便)のほか、めまいや動悸といった貧血症状があらわれます。また、潰瘍がさらに深くなって穿孔する(胃や十二指腸に穴があく)と激しい腹痛を感じます。このような症状が出たときは緊急入院が必要ですから、昼夜を問わずすぐに受診するようにしましょう。
そして、潰瘍による傷が深くなると胃や十二指腸の壁に穴があき(穿孔)、激しい痛みとともに腹膜炎を発症します。この場合は手術などの緊急処置が必要となります。
患者さんご自身も大便の観察を行い、黒色便に気づいたら速やかに医師、薬剤師に相談してください。
検査・治療
当クリニックの消化器内科で行う主な検査には、次のようなものがあります。
- 血液検査
- 尿検査
- 便潜血検査
- 腹部超音波検査
- 胃内視鏡検査
- 大腸内視鏡検査
など
このうち胃内視鏡検査(上部消化管内視鏡)は、口や鼻から内視鏡を通して食道・胃・十二指腸を確認し、潰瘍などの有無を調べる検査です。
治療は、胃酸の分泌を抑える薬や、粘膜を守る薬を用いる内服が基本です。原因がピロリ菌の場合は、除菌治療によって再発を抑えられることが知られています。除菌では、胃酸を抑える薬と2つの抗生物質を、およそ1週間続けて服用します。除菌できたかどうかは、治療のあとに息や便を用いた検査で確認し、うまくいかないときは薬を変えて再び行うこともあります。あわせて、食べ過ぎや飲み過ぎ、喫煙や飲酒を控えることも、治りや再発予防の助けになります。重い出血や穿孔を起こした場合には、入院や手術による処置が必要になることもあります。除菌がうまくいけば、その後の潰瘍の再発は多くの場合で抑えられます。痛み止めなど薬が原因のときは、原因となる薬を見直すことが再発の予防につながります。
消化器内科の検査は血液検査、尿検査、便潜血検査、腹部超音波検査、胃内視鏡検査、大腸内視鏡検査などの検査を行い、検査結果をもとに疑いのある病気の診断をします。
上部消化管とは食道・胃・十二指腸を指し、口または鼻から内視鏡を挿入し、これらの内腔を観察します。昔から「胃カメラ」と言われてきたものです。
胸焼け、腹痛、食欲低下、貧血などの原因を調べるため、食道・胃・十二指腸に発生した潰瘍、炎症、腫瘍、ポリープなどを診断するために行います。
消化性潰瘍の基本的な治療は内服薬による治療です。胃酸の分泌を抑えたり、胃粘膜の防御機能を高める薬が用いられます。通常、薬を飲み始めてから6〜8週間で潰瘍は治癒しますが、暴飲暴食を避けるなどの食事上の注意や、喫煙やアルコールを控える、ストレス解消に努めるなど、日常生活全般の改善を図ることも忘れないようにしましょう。
ピロリ菌に感染していると、消化性潰瘍がいったん治っても再発しやすいこと、がんの原因になることなどが知られています。このため、ピロリ菌が見つかった場合には、適切なタイミングで除菌治療を受けることをお勧めします。除菌に成功すると潰瘍の再発が防止されます。
わずか1週間の簡単な除菌治療のみで、ピロリ菌による病気を予防し、治癒することがわかっています。
再発予防のために
- ピロリ菌がみつかったら、除菌治療を受ける
- たばこを控え、強いストレスをためない
- 痛み止め(非ステロイド性抗炎症薬)を続けるときは主治医に相談する
など
胃・十二指腸潰瘍の大半はピロリ菌が原因のため、再発を防ぐにはピロリ菌の除菌が有効です。除菌がうまくいけば、以後は長期の薬による治療が要らなくなるとされています。ピロリ菌が原因の潰瘍は除菌できればほぼ治り、薬が原因の潰瘍は、その薬を中止できれば治っていきます。また、痛み止めが原因の場合は、その薬を続けるかどうかを主治医と見直すことも予防につながります。一度治ったあとも、原因が残っていれば再発することがあるため、治療後も経過をみていくことが大切です。
飲酒や喫煙のしすぎ、睡眠不足や強いストレスは潰瘍を悪くする要因のため、禁煙や体調の管理が大切です。痛み止めを続ける必要がある場合は、胃酸を抑える薬を併用して再発を防いだり、COX-2選択的阻害薬とよばれる薬に切りかえたりする方法があります。脳や心臓の病気の予防で少量のアスピリンを長く服用している方で、以前に潰瘍になったことがある場合は、再発しやすいため主治医にご相談ください。日ごろから食事や生活のリズムを整えることも、胃への負担を減らすうえで役立ちます。
これまで示してきたように、消化性潰瘍の多くはピロリ菌感染が原因であるため、再発予防のためにはピロリ菌の除菌治療が有効です。除菌に成功すれば、その後は長期間にわたる潰瘍治療は必要なくなると考えられています。ただし、喫煙やストレス、非ステロイド性抗炎症薬などの潰瘍発症の原因となりうるものはなるべくやめたほうがよいでしょう。
消化性潰瘍の原因はピロリ菌感染によるものと薬剤によるものが2大原因です。ピロリ菌感染によるものでは、ピロリ菌の除菌に成功すれば治ることがほとんどです。また薬剤性消化性潰瘍の場合には、原因となっている薬剤を休薬できれば治りますが、休薬できない場合もありそのような場合には胃酸を抑制する薬などにより潰瘍ができにくくなる治療をします。
喫煙、過度の飲酒、睡眠不足、強いストレスなどは消化性潰瘍が悪化する原因になりますので、禁煙や体調管理が大切です。
非ステロイド性抗炎症薬の服用を続ける必要がある場合は、酸分泌抑制薬(プロトンポンプ阻害薬、P-CAB)により胃酸の分泌を抑えたり、プロスタグランジン製剤により粘膜を保護することによって潰瘍の再発を予防します。
また、非ステロイド性抗炎症薬の種類をCOX-2選択的阻害薬というものに変更することも潰瘍の予防に有効といわれています。
脳卒中や心筋梗塞の再発予防のために少量のアスピリンを長期間処方されている患者さんで、以前に消化性潰瘍を発症したことのある人では、アスピリンによる潰瘍再発のリスクが高いといわれています。
よくあるご質問
胃・十二指腸潰瘍(消化性潰瘍)とはどのような病気ですか?
胃液の酸や消化酵素によって、胃や十二指腸の粘膜が深く傷つき、削れてくぼんだ状態です。胃にできたものと十二指腸にできたものをあわせて消化性潰瘍と呼びます。
消化性潰瘍は、食物を分解するはたらきをもつ胃酸や消化酵素が胃や十二指腸の壁を深く傷つけてしまうことによって起こる病気です。粘膜が削れてしまい、穴が開きそうな状態になったのが潰瘍です。
胃・十二指腸潰瘍の主な原因は何ですか?
主な原因はヘリコバクター・ピロリ菌の感染で、次いで解熱剤・鎮痛剤やアスピリンなどの薬です。ピロリ菌を取り除くと、その菌が原因の潰瘍はほとんど再発しなくなります。
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の主な原因はピロリ菌感染と薬剤(解熱剤・鎮痛剤、アスピリンなど)が原因です。ピロリ菌がいると、潰瘍が治っても1年後には多くの患者さんが再発しています。ピロリ菌を除菌すると、ピロリ菌が原因の潰瘍の再発はほとんどなくなりますので、除菌治療を行うべきです。但し、薬剤による潰瘍は除菌しても発生することがあり、治療が必要です。
どのような検査で調べますか?
内視鏡検査やバリウム検査で潰瘍の有無を確認します。内視鏡には口から入れる方法と、負担の少ない経鼻内視鏡があります。
上部消化管とは食道・胃・十二指腸を指し、口または鼻から内視鏡を挿入し、これらの内腔を観察します。昔から「胃カメラ」と言われてきたものです。
ピロリ菌を除菌すれば再発しませんか?
ピロリ菌が原因の潰瘍なら、除菌がうまくいけば再発はほぼ抑えられます。ピロリ菌がみつかった場合は、適切な時期に除菌を受けることがすすめられます。
ピロリ菌に感染していると、消化性潰瘍がいったん治っても再発しやすいこと、がんの原因になることなどが知られています。このため、ピロリ菌が見つかった場合には、適切なタイミングで除菌治療を受けることをお勧めします。除菌に成功すると潰瘍の再発が防止されます。

