
感染性胃腸炎
当クリニックへのアクセス
- 所在地
- 〒741-0072 山口県岩国市平田4丁目16-35
- 最寄駅
- 川西駅(車で5分)・南岩国駅(車で7分)・岩国駅(車で15分)
- 駐車場
- 専用駐車場 34台(4+30台)
- お電話
- 0827-32-2121
冬を中心に、急に始まる吐き気・嘔吐や下痢、腹痛で受診される方がいらっしゃいます。これらはノロウイルスなどによる感染性胃腸炎でよくみられる症状です。岩国ひらた透析・内科・外科では、月曜日から土曜日まで内科の外来診療を行っています(15歳以上が対象・予約不要)。嘔吐や下痢が続いて水分がとれない、ぐったりしているなど脱水が疑われるときは、早めに受診してください。
こんな症状はありませんか?
- 吐き気がある、急に吐いた(嘔吐)
- 下痢をする
- おなかが痛い(腹痛)
- 熱がある(多くは軽度)
- 便に血がまじることがある(血便)
- 水分がとれない、尿が少ない、ぐったりしている(脱水のサイン)
これらは、ノロウイルスやロタウイルスなどによる感染性胃腸炎でよくみられる症状です。とくに乳幼児やご高齢の方では、下痢に伴う脱水で重症化することがあります。
潜伏期間や症状は病原体により異なる。一般的に嘔気、嘔吐、下痢、発熱といった症状がみられ、血便を伴うこともある。乳幼児や高齢者では下痢に伴う脱水により重症化することがある。
感染性胃腸炎とは
感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌などの病原体が口から入って腸で増えることで、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などを起こす感染症の総称です。なかでもノロウイルスによるものは、一年を通して発生しますが、特に冬季に流行します。
感染性胃腸炎は細菌やウイルス、寄生虫など多様な病原体による消化器感染症の総称である。主な感染経路は糞口感染や、病原体に汚染された食品や水の摂取による経口感染である。腹痛・下痢・嘔吐を呈し、乳幼児や高齢者では脱水により重症化することがある。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られます。
主な原因(ウイルス・細菌)
感染性胃腸炎の原因となる病原体はさまざまで、季節によって流行しやすいものが変わります。
- ウイルス性:ノロウイルス、ロタウイルスなど(冬季に増える傾向)
- 細菌性:カンピロバクター、病原性大腸菌など(夏季に増える傾向)
- その他:寄生虫など
など
ノロウイルス、ロタウイルス、カンピロバクター、病原性大腸菌、寄生虫など様々な病原体が原因となる。
世界中で報告されているが、病原体によりその頻度や発生地域は異なる。日本国内では、夏季には細菌、冬季にはウイルスによる胃腸炎の報告が増加する傾向にある。
受診の目安
多くは数日で自然に回復しますが、とくに脱水には注意が必要です。次のような場合は早めに受診してください。
- 嘔吐や下痢が続いて、水分や食事がとれない
- 尿が少ない、口がかわく、ぐったりしている(脱水のサイン)
- 高い熱が続く、強い腹痛がある
- 便に血がまじる(血便)
- 乳幼児・ご高齢の方・持病のある方で症状が強い
現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。このため、通常、対症療法が行われます。特に、体力の弱い乳幼児、高齢者は、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように、水分と栄養の補給を充分に行いましょう。脱水症状がひどい場合には病院で輸液を行うなどの治療が必要になります。
検査・治療(当クリニックの対応)
感染性胃腸炎の多くはウイルス性で、特効薬はなく、脱水を防ぐために水分と栄養を補う対症療法が基本です。自分で水分がとれないときや脱水が強いときは、点滴(輸液)が必要になります。
止しゃ薬(いわゆる下痢止め薬)は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいでしょう。
「ノロウイルス抗原検査」は、ふん便中のノロウイルスを検査キットで検出するもので、3歳未満、65歳以上の方等を対象に健康保険が適用されています。医療機関で、医師が医学的に必要と認めた場合に行われ、診断の補助に用いられます。なお、この検査は、結果が早く出るメリットがありますが、ノロウイルスに感染していても陽性とならない場合もあり、ノロウイルスに感染していないことを確かめることはできません。
当クリニックでの対応
- 月曜日から土曜日まで内科の外来診療を行っています(15歳以上が対象・予約不要)。
- 脱水に対しては、症状や状況に応じて点滴(輸液)による水分・塩分の補給を行います。
- 必要に応じて、医師の判断でノロウイルス抗原検査などの検査を行います。
- 症状が強い場合や、より専門的な対応が必要な場合は、適切な医療機関へご紹介します。
予防のために
- 食事の前やトイレの後、調理の前にはしっかり手を洗う
- 患者の吐ぶつ・ふん便は、使い捨ての手袋・マスクをつけて静かに拭き取る
- 拭き取った後は塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で消毒する
- おむつや拭き取りに使ったものはビニール袋に密閉して捨てる
- 加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱する
手洗いは、手指に付着しているノロウイルスを減らす最も有効な方法です。調理を行う前(特に飲食業を行っている場合は食事を提供する前も)、食事の前、トイレに行った後、下痢等の患者の汚物処理やオムツ交換等を行った後(手袋をして直接触れないようにしていても)には必ず行いましょう。常に爪を短く切って、指輪等をはずし、石けんを十分泡立て、ブラシなどを使用して手指を洗浄します。すすぎは温水による流水で十分に行い、清潔なタオル又はペーパータオルで拭きます。
床等に飛び散った患者の吐ぶつやふん便を処理するときには、使い捨てのガウン(エプロン)、マスクと手袋を着用し汚物中のウイルスが飛び散らないように、ふん便、吐ぶつをペーパータオル等(市販される凝固剤等を使用することも可能)で静かに拭き取ります。拭き取った後は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200 ppm)や亜塩素酸水(遊離塩素濃度25 ppm(含量 亜塩素酸として0.05%≒500 ppm以上))で浸すように床を拭き取り、その後水拭きをします。
病原体によって異なる。多くは手洗いと排泄物処理などの接触予防策が有効である。
よくあるご質問
下痢止めの薬を飲んでもいいですか?
自己判断で下痢止め(止しゃ薬)を使うと、かえって回復を遅らせることがあります。厚生労働省も、止しゃ薬は病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいとしています。気になるときは受診の際にご相談ください。
止しゃ薬(いわゆる下痢止め薬)は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましいでしょう。
家族にうつさないためにはどうすればよいですか?
吐ぶつやふん便には大量のウイルスが含まれることがあります。使い捨ての手袋・マスクをつけて静かに拭き取り、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で消毒したうえで、こまめに手を洗うことが大切です。
床等に飛び散った患者の吐ぶつやふん便を処理するときには、使い捨てのガウン(エプロン)、マスクと手袋を着用し汚物中のウイルスが飛び散らないように、ふん便、吐ぶつをペーパータオル等(市販される凝固剤等を使用することも可能)で静かに拭き取ります。拭き取った後は、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200 ppm)や亜塩素酸水(遊離塩素濃度25 ppm(含量 亜塩素酸として0.05%≒500 ppm以上))で浸すように床を拭き取り、その後水拭きをします。
どんな症状が、どれくらい続きますか?
ノロウイルスによる感染性胃腸炎では、潜伏期間は24〜48時間で、主な症状は吐き気・嘔吐・下痢・腹痛、発熱は軽度とされています。通常はこれらの症状が1〜2日続いた後に治り、後遺症もないとされています。ただし、水分がとれずぐったりするときは早めにご相談ください。
潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛であり、発熱は軽度です。通常、これらの症状が1~2日続いた後、治癒し、後遺症もありません。また、感染しても発症しない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。

