
尿路感染症(膀胱炎・腎盂腎炎)
当クリニックへのアクセス
- 所在地
- 〒741-0072 山口県岩国市平田4丁目16-35
- 最寄駅
- 川西駅(車で5分)・南岩国駅(車で7分)・岩国駅(車で15分)
- 駐車場
- 専用駐車場 34台(4+30台)
- お電話
- 0827-32-2121
トイレが近い、排尿のときに痛みやしみる感じがある、尿が濁る・血が混じる――こうした症状は、膀胱炎などの尿路感染症のサインかもしれません。岩国ひらた透析・内科・外科では、月曜から土曜まで内科の外来診療を行っています(15歳以上が対象・予約不要)。発熱や腰・背中の痛みを伴うときは、腎臓まで炎症が及ぶ腎盂腎炎の可能性もあり、注意が必要です。気になる症状があるときは、お早めにご相談ください。
こんな症状はございませんか?
- トイレが近い、おしっこの回数が多い(頻尿)
- 排尿のときに痛む、しみる(とくに排尿の終わりごろ)
- 尿が濁る、血が混じる
- 残尿感や下腹部の違和感がある
- 発熱や全身のだるさ、腰や背中の痛みを伴う
- 寒気・ふるえ(悪寒戦慄)を伴う高い熱が出る
頻尿・排尿時の痛み・血尿などは膀胱炎でよくみられる症状です。これに発熱や腰背部の痛みが加わるときは、腎臓まで炎症が及ぶ腎盂腎炎が疑われます。
排尿時に痛みを起こす最も一般的な病気は急性膀胱炎です。急性膀胱炎は、女性に多く、頻尿(おしっこが近い)、血尿(おしっこに血が混じる)、排尿時の痛みが特徴的な症状です。多くは排尿の終わりごろに尿道に不快な痛みを感じます(排尿終末時痛)。
頻尿、排尿痛、残尿感、下腹部痛など膀胱炎症状に加え(自覚しない場合もあります)、発熱、全身倦怠感、腎周囲の腰背部痛などの症状が認められます。悪心、嘔吐などの消化器症状を認めることもあります。尿検査では、混濁尿(膿尿/細菌尿)が認められます。
尿路感染症(膀胱炎・腎盂腎炎)とは
尿路感染症は、尿の通り道(尿道・膀胱・尿管・腎臓)に細菌が入り込んで炎症を起こす病気の総称です。炎症が膀胱に起こったものを膀胱炎、さらに腎臓にまで及んだものを腎盂腎炎といいます。膀胱炎は比較的軽い症状で治ることが多い一方、腎盂腎炎は発熱などの全身症状を伴い、重症化することもあります。
女性では尿道長が短い、膣に細菌が定着しやすいなどの原因で、直腸常在である大腸菌などの細菌が尿道口から侵入しやすいため、男性に比べて尿路感染症が起こりやすいとされています。細菌が尿道から膀胱へ侵入することにより膀胱炎が起こりますが、さらに細菌が尿管をさかのぼって腎臓まで達することで腎盂腎炎が起こります。
主な原因
- 大腸菌など、もともと腸内にいる細菌が尿道口から入り込んで起こる
- 女性は尿道が短く、細菌が膀胱に届きやすいため起こりやすい
- 糖尿病・尿路結石・前立腺肥大症など、尿路感染を起こしやすい持病がある
など
特に糖尿病、尿路結石、前立腺肥大症など、尿路感染を起こしやすい疾患がもともとある場合には重症化しやすく、ときには命に関わる場合もあります。
受診の目安
膀胱炎は早めに治療すれば数日で治ることがほとんどです。一方、発熱や腰・背中の痛み、寒気・ふるえを伴うときは腎盂腎炎の可能性があり、重症化することもあるため、早めの受診が必要です。次のような場合は、お早めにご相談ください。
- 排尿時の痛み・頻尿・血尿などの症状が続く
- 38度以上の発熱や、腰・背中の痛みを伴う
- 寒気・ふるえ(悪寒戦慄)を伴う高い熱が出る
- はきけ・嘔吐などを伴い、全身のだるさが強い
- 糖尿病や尿路結石など、尿路感染を起こしやすい持病がある
急性腎盂腎炎の症状は、悪寒(寒気、ぞくぞくする)と戦慄(ふるえ、歯がガチガチする)を伴う高熱、わき腹が痛む、腰が痛む、はきけ、嘔吐などがあり、全身症状が強く出ます。特に下記症状は早期より出現しますので、これらの症状が出ましたら、医師・薬剤師に連絡して、速やかに受診してください。
排尿症状を伴う発熱を認めた場合には、できるだけ早く泌尿器科専門医を受診してください。
検査・治療(当クリニックの対応)
尿路感染症が疑われるときは、尿検査で炎症(白血球)や細菌の有無を確認し、抗菌薬による治療を行います。膀胱炎の多くは外来の内服治療で改善しますが、腎盂腎炎で全身症状が強い場合は入院による点滴治療が必要になることもあります。
検尿や血液検査をして診断し、早期に適切な抗生物質や抗菌薬で治療すれば入院の必要はなく、通常3~5日で熱が下がり症状も消失します。対処が遅れますと、入院治療が必要になります。
比較的全身状態が良好な軽症例では、経口抗菌薬による外来治療が可能です。しかし、食欲不振、脱水、全身倦怠感などが強い重症例では、入院のうえ点滴による治療が必要です。解熱して全身状態が改善すれば、退院して経口抗菌薬による外来治療を継続します。
当クリニックでの対応
- 月曜から土曜まで内科の外来診療を行っています(15歳以上が対象・予約不要)。
- 尿検査で炎症や細菌の有無を確認し、必要に応じて抗菌薬による治療を行います。
- 発熱を伴う腎盂腎炎が疑われる場合や、入院での点滴治療・尿路結石や前立腺肥大症など基礎疾患の精査が必要な場合、繰り返す場合などは、泌尿器科など適切な医療機関へご紹介します。
予防・再発予防のために
- 排尿時の痛み・頻尿・血尿などの気になる症状は、自己判断で様子を見ず、早めに受診して尿検査で確認する
- 処方された抗菌薬は、症状がよくなっても自己判断でやめず、指示された分を最後まで飲みきる
- 糖尿病など尿路感染を起こしやすい持病がある場合は、持病の管理も大切にする
など
つらかった症状がよくなるのはうれしいことですが、だからといって原因となった細菌の退治が終わったわけではありません。ここで抗菌薬をやめてしまうと、また症状がでてきてしまう可能性もあります。原因の細菌を完全に退治するべく、処方された抗菌薬は飲み切りましょう。
よくあるご質問
膀胱炎は自然に治りますか?市販薬で様子を見てもよいですか?
膀胱炎は、尿道から入った細菌が膀胱で炎症を起こす病気で、抗生剤(抗菌薬)による治療で数日以内に治ることがほとんどです。高熱や倦怠感、背中の痛みを伴うときは腎盂腎炎を併発している可能性もありますので、自己判断で様子を見ず、早めに医療機関にご相談ください。
特に問題となる基礎疾患がなくても、尿道から細菌が膀胱へ侵入することによって起こり、尿検査により炎症細胞(白血球)や細菌が認められますが、抗生剤治療で数日以内に完治することがほとんどです。高熱や倦怠感などの全身症状、背部痛などを伴う場合には腎盂腎炎を併発している可能性もあり、重症化するリスクもありますので、すみやかに医療機関を受診することが必要です。
発熱や腰の痛みを伴うときはどうすればよいですか?
発熱や、わき腹・腰の痛み、寒気・ふるえ(悪寒戦慄)を伴うときは、腎臓まで炎症が及んだ腎盂腎炎が疑われます。腎盂腎炎は早く治療すれば入院せずに治ることが多い一方、対処が遅れると重症化することもあるため、これらの症状が出たときは速やかに受診してください。
急性腎盂腎炎の症状は、悪寒(寒気、ぞくぞくする)と戦慄(ふるえ、歯がガチガチする)を伴う高熱、わき腹が痛む、腰が痛む、はきけ、嘔吐などがあり、全身症状が強く出ます。特に下記症状は早期より出現しますので、これらの症状が出ましたら、医師・薬剤師に連絡して、速やかに受診してください。
症状が軽くなったら、抗菌薬は途中でやめてもよいですか?
症状がよくなっても、原因となった細菌の退治が終わったとは限りません。途中でやめると再発したり、抗菌薬が効きにくい細菌(薬剤耐性菌)が生まれる原因にもなります。処方された抗菌薬は、指示された分を最後まで飲みきってください。
つらかった症状がよくなるのはうれしいことですが、だからといって原因となった細菌の退治が終わったわけではありません。ここで抗菌薬をやめてしまうと、また症状がでてきてしまう可能性もあります。原因の細菌を完全に退治するべく、処方された抗菌薬は飲み切りましょう。

