
気管支喘息(ぜんそく)
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- 〒741-0072 山口県岩国市平田4丁目16-35
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気管支喘息とは
気管支喘息(きかんしぜんそく)は、気道に慢性のアレルギー性の炎症が続き、さまざまな刺激に気道が敏感になって、発作的に狭くなることを繰り返す病気です。せきやたん、ゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴(ぜんめい)をともなう息苦しさがあらわれ、これらの症状は必ずしもすべてがそろうわけではありません。子どもの病気と思われがちですが、大人になってから発症する方も少なくありません。
喘息には、ダニやカビなどの環境のアレルゲンに反応するアトピー型と、アレルゲンに反応しない非アトピー型があり、子どもはアトピー型が多い一方、大人では両方がほぼ半々になります。
大人の患者さんは近年ふえており、20~45歳の成人ではおよそ5~9%にみられます。喘息はアレルギー性鼻炎などと並んで、厚生労働省がアレルギー疾患対策の対象と位置づける代表的な病気の一つです。喘息で亡くなる方は減ってきていますが、その多くは高齢の方が占めます。
気管支喘息(喘息)は空気の通り道(気道)に炎症が続き、さまざまな刺激に対して気道が敏感になり発作的に気道が狭くなること(大火事)を繰り返す病気です。
ぜん息は気道に慢性のアレルギー性の炎症が生じて、さまざまな原因で気道が狭くなり呼吸が苦しくなる病気です。ぜん息には、ダニやカビなどの環境のアレルゲンに反応する「アトピー型ぜん息」と、アレルゲンに反応しない「非アトピー型ぜん息」があります。小児ではアトピー型が多く、成人になるとアトピー型と非アトピー型が半々になるという特徴があります。
成人ぜん息の患者数は増加傾向にあり、医師により診断され、治療中もしくは症状のあるぜん息患者さん(ぜん息の有病率)は、20~45歳成人の約5~9%程度であることが判明しています(下表参照)。ぜん息で亡くなる人の数は減少傾向にありますが、その多くは65歳以上の高齢者です。
このページでは、一般の方や医療従事者等の方に、関節リウマチや、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎(花粉症)、食物アレルギー等のアレルギー系疾患に関する厚生労働省の対策や関連情報等をご紹介しています。
気管支喘息の主な症状
気管支喘息でよくみられるのは、発作的なせきやたん、そして呼吸に合わせてゼーゼー、ヒューヒューと鳴る音(喘鳴〈ぜんめい〉)です。息苦しさをともなうこともあり、これらの症状がいつも全部そろうわけではありません。夜間から早朝にかけて強まり、日中はやわらぐという時間帯の偏りが目立ちます。
季節の変わり目や冷たい空気、香水・線香のにおいなどがきっかけになることもあります。かぜのあとにせきだけが長引くときは、喘息の入り口にあたる咳喘息(せきぜんそく)のこともあります。
- 発作的にせきやたんが出る
- 呼吸のたびにゼーゼー、ヒューヒューと音がする
- 夜間や早朝に息苦しくなり、目が覚める
- 冷気や、香水や線香などのにおいで急にせきこむ
こうした症状を繰り返す場合や、せきが3週間以上続く場合は、早めのご相談をおすすめいたします。
発作的に咳や痰が出て、ゼーゼー、ヒューヒューという音を伴って息苦しくなります(必ずしもすべての症状が出るわけではありません)。夜間や早朝に出やすいのが特徴です。また、季節性に変化したり、冷気、香水や線香などの香りで誘発されることもあります。
気管の慢性的な炎症と、その周囲の筋肉の収縮にともなって空気の通り道が狭くなり、ゼーゼー、ヒューヒューという音とともに発作性の息苦しさを感じる病気です。
深夜から明け方にかけて悪くなり、昼間は比較的おさまることが特徴です。
気管支喘息の主な原因・誘因
気管支喘息の背景には気道の慢性的な炎症があり、そこにさまざまな引き金が重なって発作が起こります。もっとも多いアレルゲンはダニやカビ、ペットの毛やフケ、花粉などです。人によって反応する物質は異なるため、自分がどんなときに悪くなるかを知ることが対策の第一歩になります。
- ダニ・カビ・ペット・花粉などのアレルゲン
- たばこの煙(喫煙・受動喫煙)
- かぜやインフルエンザなどの呼吸器感染症
- 気温が低下するときなど気象の変化・大気汚染
- 解熱鎮痛薬(アスピリンぜん息)
など
たばこは気道を刺激して炎症を強め、薬の効きも悪くします。自分が吸わなくても、周囲の煙を吸う受動喫煙が同じように悪化の要因になります。かぜやインフルエンザなどの感染は発作の大きなきっかけで、空気が乾く冬はとくに注意が必要です。
前日との気温差が大きいときや台風などで気圧が動くときにも症状は揺れます。また一部の方は、アスピリンなどの解熱鎮痛薬で強い発作が誘発されることがあります。
アレルギーの原因となる物質をアレルゲンと呼びます。どんなものがアレルゲンになるかは人によって異なりますが、ぜん息を引き起こすアレルゲンとしてもっとも多いのはダニ、カビ、ペットの毛やフケ、花粉などです。
喫煙は呼吸機能を低下させ、薬の効きも悪くします。自分が吸わなくても、他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙も、自分が喫煙するのと同じくらいぜん息を悪化させる要因です。
カゼやインフルエンザ、肺炎などの呼吸器感染症は、ぜん息を悪化させる大きな要因です。空気が乾燥しがちな冬はとくに注意しましょう。
アスピリンやロキソプロフェンなどの解熱鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬)によって、重症のぜん息発作が誘発されることがあります(アスピリンぜん息)。
ぜん息の症状(発作)は、夜間や早朝に起こりやすいという特徴があります。また、季節の変わり目など前日よりも気温が低下するとき、台風などの気象条件が大きく変化するとき、疲労が蓄積しているとき、かぜやインフルエンザなどの呼吸器感染症にかかったとき、タバコ、線香、花火などの煙や強い臭いなどの刺激を受けたときに急に悪化することがあります。
気管支喘息の合併症・受診の目安
気管支喘息は一度症状が落ち着いても、気道の炎症そのものは残っています。治療をやめて放っておくと発作を繰り返し、日常生活や睡眠がさまたげられます。発作が強まると気道がふさがり、まれに命を落とすこともあります。
また炎症が長引くと気管支の壁が硬く変化して元に戻りにくくなり(気道リモデリング)、治療に反応しにくい状態へ進みます。早い段階から炎症をしずめる治療を続けることが、こうした変化を防ぐうえで大切です。
喘息にはあわせて起こりやすい病気もあります。とくにアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎は喘息と影響し合い、鼻の症状を治療すると喘息もやわらぐことが知られています。高齢の方ではCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の合併にも注意が必要です。
喘息と症状が似た別の病気が隠れていることもあります。次のような場合は、早めのご受診をおすすめいたします。
- 発作を繰り返し、日常・社会生活に影響が出ている
- 強い発作で気道がふさがり、息苦しさが強まる
- 鼻づまりや鼻水など、アレルギー性鼻炎の症状もある
- 喘息と症状が似た別の病気が隠れていることもある
症状が無ければ喘息は治ったと思われるかもしれませんが、気道の炎症は続いています。炎症が続けばいずれまた発作(大火事)が起こり、学校や会社を休んだり、日常・社会生活に影響が出ます。そして炎症が続くと気道が固く狭くなり元に戻らなくなりますので、治療によって症状をおさえることが困難になります。
ぜん息は、症状がないときでも気道にアレルギー性の炎症が存在しています。抗炎症治療をしないでそのままにしておくと、炎症のために何度もぜん息症状(発作)が起きてしまいます。ぜん息の症状(発作)が強くなると気道がふさがり、窒息して命を落とすこともあります。
ぜん息治療(長期管理)が不十分になると気管支粘膜の炎症が続くことで組織の線維化が進み、気管支が硬くなり(「気道リモデリング」といいます)、このようになると元の状態に回復しにくくなると考えられています。
とくに高齢者では、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の合併に注意が必要です。
ぜん息の人の60~80%前後にアレルギー性鼻炎の合併がみられるといわれています。アレルギー性鼻炎のコントロールが悪いと、ぜん息に悪影響を与え、アレルギー性鼻炎をしっかり治療することで、ぜん息の症状が改善することが知られています。
気管支喘息に関連する、あるいは症状が似ている疾患には、アレルギー性気管支肺アスペルギルス(真菌)症:ABPA(M)、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(以前、チャーグ・ストラウス症候群と言われていた疾患)、過敏性肺炎、好酸球性肺炎などがあります。
気管支喘息を悪化させないために
- 吸っている人は禁煙し、受動喫煙も避ける
- かぜやインフルエンザなどの呼吸器感染症を防ぐ
- ダニ・カビ・ペットなどのアレルゲンを遠ざける
- 自分のぜん息を悪化させる要因を見極める
など
気管支喘息とうまく付き合うには、発作の引き金を遠ざけることと、気道の炎症を落ち着かせておくことの両輪が欠かせません。喫煙は炎症を強めるうえ発作の引き金にもなるため、吸っている方は禁煙が土台になります。周囲の煙を吸う受動喫煙も同じように避けます。
感染も大きなきっかけになるので、日ごろから手洗いやうがいを習慣にし、悪化の原因になるダニやカビ、ペットとの接し方も見直しておくと安心です。肥満も喘息を悪化させる要因の一つとされ、適正な体重を保つことも発作を防ぐうえで役立ちます。
症状が落ち着いているときと、急に悪くなったときの対応をあらかじめ知っておき、毎日の体調の変化に目を向けながら、治療を続けて定期的に受診することが、発作の予防と生活の質の維持につながります。鼻炎など合併する病気もあわせて整えると、喘息そのものも安定しやすくなります。
ぜん息の悪化や発作の要因は、感染症、アレルゲン、喫煙、肥満などさまざまです。まずは、自分のぜん息を悪化させる要因は何かを見極めましょう。
喫煙は呼吸機能を低下させ、薬の効きも悪くします。自分が吸わなくても、他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙も、自分が喫煙するのと同じくらいぜん息を悪化させる要因です。
カゼやインフルエンザ、肺炎などの呼吸器感染症は、ぜん息を悪化させる大きな要因です。空気が乾燥しがちな冬はとくに注意しましょう。
喘息は正常な人では感じないようなちょっとした刺激を受けて、気道に炎症が生じて、空気の通りが悪くなる病気です。炎症は、何度も繰り返す咳(せき)や、「ゼ―ゼー、ヒューヒュー」と音がする喘鳴(ぜんめい)、呼吸困難が生じます。継続した治療と原因となる刺激を避けることが重要です。
気管支喘息のよくあるご質問
気管支喘息とはどのような病気ですか?
気道に慢性のアレルギー性の炎症がつづき、さまざまな刺激で気道がせまくなる病気です。発作的なせきやたん、ゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴、息苦しさがあらわれます。
ぜん息は気道に慢性のアレルギー性の炎症が生じて、さまざまな原因で気道が狭くなり呼吸が苦しくなる病気です。
大人になってから喘息になることはありますか?
あります。喘息は子どもの病気と思われがちですが、大人で発症する方も少なくありません。成人ではアレルゲンに反応しない非アトピー型の割合がふえるのが特徴です。
成人ぜん息には、非アトピー型が多い、なかなかよくならないなどの特徴があります。
かぜのあとにせきだけが長引きます。喘息でしょうか?
せきが長引くときは喘息の可能性もありますが、鼻の病気や胃食道逆流など別の原因のこともあります。かぜの後のせきが1か月ほど続く場合は、咳喘息のこともあります。
また風邪の後、咳だけが1カ月に以上続いていると訴え、医療機関を受診する方の約半分は咳喘息であり、この咳喘息の患者さんも早期の診断・治療を行わないと、約1/3が典型的な喘息に移行してしまうと言われています。
症状がないときも治療を続ける必要がありますか?
症状がないときも気道の炎症は残っています。治療をやめると発作を繰り返し、気道が硬く変化して戻りにくくなるため、炎症をしずめる治療を続けることが大切です。
症状が無ければ喘息は治ったと思われるかもしれませんが、気道の炎症は続いています。炎症が続けばいずれまた発作(大火事)が起こり、学校や会社を休んだり、日常・社会生活に影響が出ます。

